令和5年10月及び11月に募集した「令和5年度産学交流振興会共同研究・受託研究・学術指導助成」について、助成金採択者が決定いたしました。
今年度も複数の会員企業からお申込みいただきましたが、審査の結果、申請者すべての会員企業に助成金が交付されることになりました。
本助成金がきっかけとなり、会員企業と宇都宮大学との研究成果につながることが期待されます。
そもそも振興会の助成金とは?
宇都宮大学産学交流振興会(以下、振興会)の会員企業と宇都宮大学教員における共同研究などに対して、助成金を交付する制度です。
毎年、複数の会員企業様からご応募いただいています。
たとえば、本格的に共同研究を始める前に、試行的に共同研究や学術指導を行いたい場合などにおすすめです。
■令和5年度助成金募集内容(終了済)
・申込資格
振興会会員
・助成対象
令和6年度実施予定の宇都宮大学教員との共同研究・受託研究、学術指導
・助成額
共同研究・受託研究 1件30万円以内
学術指導 1件 5万円以内
特別採択枠として、DX関連の共同研究には3年間で150万円以内(1年60万円以内)を交付
今年度は、より多くの会員がお申込みいただけるよう「学術指導」も助成金の対象としました。
「学術指導」とは教員から専門知識に基づいて技術指導やコンサル業務を行うものであり、「いきなり共同研究をするのはハードルが高い…」という方にもおすすめです。
※令和5年度助成金募集内容の詳細はこちらをご覧ください。
助成金採択者は7社に決定
■特別枠(1社)
株式会社昭芝製作所 <東京都練馬区小竹町1-43-15 (製造業)>
(担当教員)工学部 基盤工学科 助教 田畑研太
■共同研究(4社)
・株式会社アイ・レック <宇都宮市海道町652-2(防水工事業)>
(担当教員)地域デザイン科学部 建築都市デザイン学科 教授 中島史郎
・篠崎木工株式会社 <佐野市大橋町1366 (住宅用部材製造業)>
(担当教員)工学部 基盤工学科 助教 岩井秀和
・熊本株式会社 <宇都宮市松原2-7-35 (解体工事業)>
(担当教員)農学部 応用生命化学科 教授 飯郷雅之
・株式会社ネオノーバス <東京都千代田区神田東松下町47-1>
(担当教員)農学部 応用生命化学科 教授 飯郷雅之
■学術指導(2社)
・アークテック株式会社 <下都賀郡壬生町おもちゃのまち4-11-16 (金属製品製造業)>
(担当教員)工学部 基盤工学科 准教授 山本篤史郎
・株式会社トライエス <宇都宮市駅前通り1-4-6 (情報・通信業)>
(担当教員)農学部附属農場 教授 髙橋行継
「宇都宮大学コラボレーション・フェア」で発表予定
今回、共同研究の助成金の対象者は、令和7年度に開催(未定)される「宇都宮大学コラボレーション・フェア」でポスター発表をしていただく予定です。
本フェアは、宇都宮大学、民間企業、自治体など多くの団体が研究や事業活動について発表するもので、どなたでも参加できます。ぜひご来場ください。
なお、令和6年9月20日に開催される「第5回宇都宮大学コラボレーション・フェア」では、令和4年度の振興会助成金の対象となった研究テーマについて報告していただく予定です。
助成金を受けるには?
振興会の助成金を受けるには、振興会の会員である必要があります。
その上で、募集する年度の翌年度に行う宇都宮大学教員との共同研究などが助成対象となります。
例年、10月頃に募集を行うので、希望者は振興会事務局に申請書をご提出ください。申請にあたっては、事前に宇都宮大学教員と研究テーマについてお打合せしていただく必要がありますので、余裕をもって準備を進めていただきたいと思います。
申請書の内容を踏まえ、審査を行い、助成金採択者を決定いたします。
申請者の中には、はじめて宇都宮大学と共同研究をされる方も多くいらっしゃいます。
共同研究などに対して、ご不明な点がございましたら、振興会事務局または宇都宮大学社会共創促進センターまでお気軽にご相談ください。
【宇都宮大学産学交流振興会事務局】
〒321-8505 栃木県宇都宮市峰町350
TEL 028−649−5226
FAX 028−649−5497
Email shinkou※miya.jm.utsunomiya-u.ac.jp (※を半角@に変換してください)
※共同研究、学術指導については、こちらをご覧ください